最新号2018年2月号 1/10配信

奇想天外アクション×スプラッタ×ミステリ、小林泰三「人外サーカス」スタート!

【今月の執筆陣】 赤川次郎/赤澤竜也/新井素子/井上純一/上田早夕里/遠藤彩見/小林泰三/近藤史恵/今野敏/小路幸也/でんすけのかいぬし/富樫倫太郎/仁木英之

新連載

華やかなサーカス団に忍び寄る異形の影!――小林泰三「人外サーカス」

最終回

忍ビジネスのため、自分のため、多聞は過去の悪夢と向き合う――仁木英之「立川忍びより よろずお悩み承ります」

好評コミック

『中国嫁日記』の人気漫画家と嫁の月さんが身近なお金と経済のギモンをトコトン掘り下げる。今回のテーマは「価値」――井上純一「キミのお金はどこに消えるのか」

文芸カドカワとは?

かっこいい嘘(フィクション)
胸おどる真実(リアル)を読もう――
大人のエンタテインメント小説誌!

ミステリ、サスペンス、SF、ホラーetc.
――日常を離れ、物語の世界へ羽ばたく極上の小説連載、
今、いちばんイキのいい才能が続々登場する読み切り小説、
話題の映像作品コミカライズや気になる話題満載のエッセイなど、
ここでしか読めない作品が満載です。

今月のおすすめ

  • 新連載

    「人外サーカス」

    小林泰三

    著者より

    『人外サーカス』は『失われた過去と未来の犯罪』に続く〈文芸カドカワ〉での二作目の連載となります。前作では、大災厄の後の文明の変容と人類自身の進化をテーマとしましたが、今作ではとあるサーカス団を舞台にしたサスペンスに挑戦いたします。と書くと、前作とは打って変わり、小さな舞台になると思われるかもしれません。確かに、物理的な舞台は小さいかもしれませんが、やはり人類の行く末を遥かに望む物語になる予定ですので、ご期待ください。

    文カド編集部より

    『失われた過去と未来の犯罪』では、「もし人類が記憶を10分も保てなくなったら?」というひとつのifから、自己や命という概念を揺るがす壮大な物語を紡いだ小林泰三さん。今度は華やかで妖しげなサーカスを舞台に、アクションありトリックありの大スペクタクルを観せてくださいます。さあ、どんな演目が待ち受けているのでしょうか?

  • 最終回

    「立川忍びより」

    仁木英之

    著者より

    山を越え谷を越え時を越え、ぼくらの立川にやってきた忍びの一族。そこへ婿入りすることになった大倉多聞くんが、妻(予定)の仕掛ける罠の数々に喜びの涙と涎を垂らしつつ送る平穏な日々、お楽しみいただけましたでしょうか。便利にはなりましたがとかく生きづらいこの世の中、忍びの人々と術に触れたおかげで、日常を少し変えることができたら素敵じゃありませんか。またいつか、皆さまのもとへ忍んで参る日を祈って。『立川忍びより』の行く末、それはまた次回の講釈で。

    文カド編集部より

    職場で、学校で、家庭で……読者のみなさまも日常の何処かで耐え「忍」んだ経験があるのではないでしょうか? 忍んでいる人の沈んだ気持ちを忍びの術でちょっと楽にしてくれるこの連載も、ひとまず今回が最終回。多聞くんと妻(予定)のイチャイチャ(個人の感想です)ももっと読みたいところですが、最終回にふさわしく堂々と過去と向き合う多聞くんの勇姿をぜひお楽しみください。

  • 連載中

    「みかんとひよどり狩猟レストランにようこそ

    近藤史恵

    著者より

    これまで、肉よりも炭水化物への欲求の方が強かったのですが、『みかんとひよどり』を書いているせいか、最近、妙に肉食です。いえ、もちろん、取材でもあるので、食べなければなりません。もぐもぐ。先日、レストランで鹿肉のローストを食べましたが、なんだか妙に元気が出て、その日の仕事を頑張れました。まさに命をいただくのだなあと考えています。毎日は無理なので、普段はもっぱら鶏胸肉です。これはこれで継続していると疲れにくくなった気がします。

    文カド編集部より

    レストランというものはとても身近ですが、ハレの日に行く明るい場所と思ってしまえばそれまで。「みかんとひよどり」を読んではじめて、食材の調達やメニューの開発、ライバル店の動向調査に収支の計算と、苦労が盛り沢山であることを想像するようになりました。でもきっと、明るく楽しいだけでなく葛藤があるからこそ、お店もお店の物語も魅力的なのですね。命と食べる人を結び付けようと奮闘する主人公・潮田シェフを、ぜひ応援してください。

  • 連載中

    「リラと戦禍の風」

    上田早夕里

    著者より

    戦争は人間の体や心だけでなく文化も破壊します。第一次世界大戦ではベルギーの大学図書館が焼かれ、パリのグラン・ギニョールは戦地の凄惨な現実を前にして次第に生彩を失い、前線に兵士として送られた画家や作家は芸術の表現を変化させていきました。『リラと戦禍の風』で扱っている思索のひとつに「創作物VS現実」という事柄があります。伯爵をはじめとする魔物たちは創作物や虚構の象徴です。戦時下において創作物や思想が辿る過程を通して主人公たちが何を得るのか、最後まで見届けてやって下さい。

    文カド編集部より

    虚体のイェルクが体験する事柄は不思議かつ幻想的で、読んでいるとそちらに目を奪われがちです。それでも毎話連載を読み終えると戦争が生み出した陰影が心に残ります。第一世界大戦という過酷で圧倒的な現実に対して、虚構の象徴たる虚体のイェルクや伯爵は、何をなしうるのか。リラとイェルクの関係の変化とともにご注目いただければと思います。

  • 連載中

    「絶対猫から動かない」

    新井素子

    夢の中の結界を解く鍵は?
    誰も不幸にすることなく、夢から抜け出すために、半覚醒した“呪術師”が動き出す――。
    大人のための冒険ホラー!

  • 連載中

    「三世代探偵団2枯れた花のワルツ

    赤川次郎

    被害者が母・文乃の知人だったことがわかり、有里は色めき立つ。早速村上刑事について捜査に行くと……。痛快ファミリー・ミステリ。

  • 連載中

    「警視庁特殊捜査班SECRET MISSION

    富樫倫太郎

    警視庁のはみ出し者たちが独自の捜査方法で、猟奇事件の犯人グループに立ち向かう。

  • 連載中

    「まぁちんぐ!」

    赤澤竜也

    吹部の分裂だけでなく、自分自身の感情にも翻弄される沙耶。そんななか、二人のOGが浅高にやってくる。

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