最新号2017年5月号 4/10配信

「生活安全課0係」の富樫倫太郎がおくる新警察小説!

今月の執筆陣:赤川次郎/浅生鴨/新井素子/今野敏/坂木司/下村敦史/鈴木光司/住野よる/でんすけのかいぬし/富樫倫太郎/中山七里/はらだみずき/藤井太洋/堀埜浩二/夢枕獏

警察組織の優秀な変人たちが集った組織――かつてない警察小説の誕生! 富樫倫太郎「警視庁特殊捜査班 SECRET MISSION」。
『君の膵臓をたべたい』の著者がおくる、みずみずしくも危うい青春小説! 自分に嘘をつきまくってとった内定。僕の心に去来するのは…… 住野よる「青くて痛くて脆い」。
どうしても助けてほしいときに、応援してくれる存在は猫じゃなく……そう、あの人です! 浅生鴨「猫たちの色メガネ」。
オリンピック後の東京で逃亡者たちを追うランナー、仮部諫牟(カリベイサム)は、行方不明の外国人コック、ファムの手がかりを探して大学に潜入するが――。藤井太洋「東京の子」。
ストリートの大先輩にして気鋭の評論家が案内する新しい音楽の世界。今回はバンドとアイドルとアニメの愉しい三角関係について考察する。堀埜浩二「このアニソンを聴け!」。

文芸カドカワとは?

かっこいい嘘(フィクション)
胸おどる真実(リアル)を読もう――
大人のエンタテインメント小説誌!

ミステリ、サスペンス、SF、ホラーetc.
――日常を離れ、物語の世界へ羽ばたく極上の小説連載、
今、いちばんイキのいい才能が続々登場する読み切り小説、
話題の映像作品コミカライズや気になる話題満載のエッセイなど、
ここでしか読めない作品が満載です。

今月のおすすめ

  • 新連載

    「警視庁特殊捜査班 SECRET MISSION

    富樫倫太郎

    著者より

    小説を書くとき、わたしが何よりも重視するのはキャラクター設定です。語弊がありそうですが、ストーリーは二の次なのです。魅力的なキャラクターを生み出すことができれば、ストーリーは後からついてくる、と言ってもいいかもしれません。
     今回、主要なキャラクターを六人設定しましたが、今まで小説を書いてきて、こんなにキャラ設定で苦労したことはありません。これだけ産みの苦しみを味わったのですから、何としても面白い作品にしなければ! と気合いを入れています。

    文カド編集部より

    お待たせしました! 「SRO」シリーズでおなじみの名手・富樫倫太郞さんの新連載! ワケがあったり屈託があったり単に怪しかったりするメンバーが続々と集結しております。脳内キャスティングはマツコ・デラックスに真野恵里菜に高島礼子に高橋一生に……という妄想はともかく、このオープニング、面白くならないわけがない。まったく新しい警察エンタテインメント小説に乞うご期待、です!

  • 連載

    「東京の子」

    藤井太洋

    著者より

    小説を書いていると現実に背中をどつかれることがありますが、「東京の子」も例外ではなかったようです。連載を始めたとたん、小学校設立を巡って政界を巻き込んだ騒動が起こりました。報道を追ったわたしは、小説では許されないほど雑な紋切り型を振りかざす「登場人物たち」に脱力したわけです。

    せめて物語の中ぐらい、主人公には解きがいのある謎と、魅力的な人物、そしてどうしても戦わなくてはならない相手にぶつかってほしいと思いませんか?「東京の子」第3話。ついに敵の姿がほの見えてきます。お楽しみください。

    文カド編集部より

    誰にも寄りかからず、頼らず、己の身体ひとつで生き延びてきた仮部諫牟。そんな仮部が、失踪したベトナム料理屋のコック、ファム・リンの捜索を請け負い、彼女の足跡を辿るうちに、突き当たった違和感。それは不穏な事件の気配であり、仮部自身の中に眠っていた、ある感情の発見でもあります。オリンピック後の変わり続ける東京で、彼と彼女は自分の望む明日を手にすることができるのか?

  • 連載

    「名もなき風たちサッカーボーイズU17

    はらだみずき

    著者より

    最近、Twitterでの発信を始めました。これまでは非公開のもっぱら読む側の利用に留めていました。しかし、上手に使い、楽しんでいる方を多く目にし、自分でも始めてみようと思った次第です。サッカーに関する情報もとても豊富です。僕が高校時代、だれかが部室に置いていった「サッカーダイジェスト」を読んでいた頃とは比べものになりませんね。情報の海に溺れないように、まずは基本の平泳ぎで泳いでいこうと思います。

    文カド編集部より

    自分たちより上の存在だと思ってきた“Aチーム”は本当に強いのか?――二番手に甘んじてきた遼介たちBチームの面々は、初めて、彼らと対等なプレイヤーとして試合に臨むことになります――悩みは尽きないけど、結局、走り続けることでしか、未来は拓けないのです。迷いを振り切って、風になれ!

  • 連載

    「このアニソンを聴け!」

    堀埜浩二

    著者より

    今回のテーマは、アニメとガールズバンドです。京都アニメーションによる大傑作『けいおん!』の、アニメに留まらない巨大な影響がもたらしたもの。それは、「ガールズバンドの枠組みそのもの」を根本的に変えるものであったとの視点から、声優ユニットとしてもガールズバンドとしてもパーフェクトな存在であるPoppin'Partyを絶賛しまくっています。さえチ、マジでリスペクトなんだわ〜。

    文カド編集部より

    ガールズバンドの「ガールズ」に何がなし軽いものを感じているあなた。今回の「アニ聴け!」を三回ほど熟読したのち“走り始めたばかりのキミに”を聴きましょう。はじめCDで、のち動画でライブバージョンを。Poppin'Partyのあまりのガチなパフォーマンスにぶっ飛ぶこと必至です。小説誌の読者としては作詞が中村航さんなのも要チェックポイント!

  • 連載

    「青くて痛くて脆い」

    住野よる

    文カド編集部より

    就活ははるか昔なれど、入る会社が「決まってしまった」時の苦い安堵感はちょっと忘れがたいものがあります。青春時代を形作っていたさまざまのものを振り返り、別れを意識する(そんなに簡単に別れられるもんじゃないことはのちに判明するわけですが、ま、それはそれ)時間。果たしたかったことも、果たせなかったこともあらためてクリアになって――さて、主人公、楓の場合は?

  • 連載

    「ユビキタス」

    鈴木光司

    文カド編集部より

    いよいよエンジンがかかってきましたユビキタス! 謎の文書「ヴォイニッチ手稿」解読のため、ジャングルの奥へと向かうリュウジ。秘密をたたえ待っているのはセノーテという天然の「井戸」! 井戸と言えば、当然思い出すのは彼女のこと。リュウジの目前で謎の死を遂げた男は、これから全人類が辿る滅亡のさきがけであるらしく……そして物語は中世のフランスへと飛翔します。キリスト教異端カタリ派迫害の裏で動いていたのは!?

  • 連載

    「サハラの薔薇」

    下村敦史

    文カド編集部より

    発掘された新しい死体、襲い来る刺客、墜落した飛行機、謎のメッセージ「あいつを殺せ、さもなくば――」……一瞬も目を離せない展開の連続から、今回は沙漠で毒に侵された同行者を生かすべきか否か、という究極の選択に。はたして主人公・峰は答えを選ぶことができるのでしょうか。選んだ先に待ち受けているものとは!? ……「選択」は明日、あなた自身の人生にも訪れるかもしれません。

  • 連載

    「本屋でんすけにゃわら版」

    でんすけのかいぬし

    文カド編集部より

    過日、でんすけのかいぬしさんと編集部の女子たちで飲茶会。食べてお茶飲んでおしゃべりして、たいへん楽しい時間だったのですが、かいぬしさんの「お店の万引きが頻発していた一角をどうしたらいいか相談されたので、棚ごと取り払って平台にした」というエピソードの前にすべての話題が霞みました。万引きダメ、ゼッタイ……で今月、本誌では白猫でんすけがいつもより余計に分身しております。

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