最新号2018年5月号 4/10配信

享保の大飢饉から石見の民を救った知られざる為政者とは。
土橋章宏の異色グルメ時代小説「いも殿さま」、スタート!

【今月の執筆陣】 赤川次郎/赤澤竜也/新井素子/いとうせいこう×みうらじゅん/井上純一/上田早夕里/小林泰三/近藤史恵/今野 敏/小路幸也/竹清 仁×柳 広司/でんすけのかいぬし/富樫倫太郎/土橋章宏/額賀 澪

特別掲載

豪華布陣で開発中のアニメ脚本を本誌に特別先取り掲載!――竹清 仁×柳 広司「ゴーストタウン 冥界のホームズ」

最終回

人体のパーツばかりが見つかる猟奇事件に終止符が!?――富樫倫太郎「警視庁特殊捜査班 SECRET MISSION」

好評コミック

『中国嫁日記』の人気漫画家と嫁の月さんが身近なお金と経済のギモンをトコトン掘り下げる。今回のテーマは「雇用」と「金利」の関係――井上純一「キミのお金はどこに消えるのか」

好評エッセイ

いとうせいこう×みうらじゅん/今野 敏

文芸カドカワとは?

かっこいい嘘(フィクション)
胸おどる真実(リアル)を読もう――
大人のエンタテインメント小説誌!

ミステリ、サスペンス、SF、ホラーetc.
――日常を離れ、物語の世界へ羽ばたく極上の小説連載、
今、いちばんイキのいい才能が続々登場する読み切り小説、
話題の映像作品コミカライズや気になる話題満載のエッセイなど、
ここでしか読めない作品が満載です。

今月のおすすめ

  • 新連載

    「いも殿さま」

    土橋章宏

    著者より

    たった1人で10万人を救った正義の代官がいた! 江戸時代版シンドラーのリスト!? 享保の大飢饉で人々が次々と死んでいく中、飛ばされてきた風采の上がらない定年間近のグルメ旗本が、民を救うため立ち上がる──。薩摩から芋を持ち帰って栽培に成功し、それでも襲い来る飢饉の中でくだした大決断とは!? そして大岡越前の隠された意図とは何か? いも殿さまと慕われた島根のヒーロー、井戸平左衛門の活躍を描きます!

    文カド編集部より

    「超高速! 参勤交代」シリーズで知られる土橋章宏さんが今作の題材に選んだのは「いも殿さま」。「いも代官」とも呼ばれ、中国地方では有名なお代官様です。時代劇などで悪代官はよくみかけますが、名代官はあまり描かれてないと思います。土橋さんの軽妙な筆致と物語を彩る甘味とともに、名代官・井戸平左衛門の生き様をご賞玩いただければ幸甚です。

  • 特別掲載

    「ゴーストタウン冥界のホームズ

    原案:竹清仁/脚本:柳広司

    著者より

    「最後の事件」でライヘンバッハの滝に消えたホームズが「空き家の冒険」で復活するまでの間、いったいどこで何をしていたのか? 名探偵シャーロック・ホームズは如何にして甦ったのか?
     ホームズ・シリーズ最大の謎とも称されるこの難事件に、『放課後ミッドナイターズ』で話題沸騰中の竹清仁監督とタッグを組んで挑むことになりました。今回は特別に脚本形式でお届けします。アニメ脚本ならではの面白さをどうぞお楽しみ下さい。(柳広司)

    文カド編集部より

     死後の世界のベーカー街二二一Bの部屋で、依頼人たちが生前に抱いた謎を次々と解いていくホームズ&ワトスン。世界一の名コンビはここでも健在です。しかしライヘンバッハで滝壺に呑まれたホームズはともかく、なぜワトスンまでもがこの世界にいるのでしょうか?
    軽妙な会話とテンポの良い物語を楽しみつつ、完成したアニメはどんな映像になるだろうかと想像力を働かせるのもまた一興です!

  • 最終回

    「警視庁特殊捜査班SECRET MISSION

    富樫倫太郎

    著者より

     一年以上続いた連載が無事に終了し、ホッとしている。連載を始める前は、「あまり先のことなんか考えない方が面白いはず。作者もわからなければ、読者だって先を読めないから」と、エラソーなことを言うが、実際には、〆切間際に青い顔であたふたした。
     わたしにとって四つ目の警察小説シリーズで、「今まで以上に変なキャラにしよう」という意気込みで書いた。それがうまくいったかどうか、ドキドキしながら読者の皆様の感想をお待ちしたい。

    文カド編集部より

     富樫さん、連載お疲れ様でした! 富樫さんの警察小説といえば「SRO」に「警視庁ゼロ係」――いずれもファンに熱い支持を得ているシリーズです。そして今回新たに加わった本作も二つのシリーズと世界を共通にしており、作中でも「SRO」の名前もチラリと登場しました。しかも、第一話から強烈なキャラクターばかり登場し、一体どんな物語になるのか、とドキドキしながら原稿をいただいてきました。凶悪犯に立ち向かうSM班の面々は徐々に絆を深め、ラストは……おっと。続きは雑誌でお楽しみください。書籍化も乞うご期待!

  • 連載中

    「リラと戦禍の風」

    上田早夕里

    著者より

    現在、作中では1916年の半ば頃。この年イギリス軍が人類史上初めて「戦車(Tank)」――初期の開発名称は陸上軍艦(Landship)――を戦場に投入し、戦況を大きく変化させていきます。この時代には潜水艦や戦闘機も登場し、近現代の基本的な兵器がほぼ出揃います。科学技術が戦争の質を変えていく中で、この時代の人々は、人間性の喪失と回復(再発見)との狭間で激しく翻弄されたことでしょう。このような状況は現代の戦争でも同じです。

    文カド編集部より

    戦争の進行と共に、物語も大きく動きつつあります。戦場で銃後で、人間性を失いゆく人々を目の当たりにし、虚体のイェルクは祖国ドイツの勝敗を超えて、戦争そのものに疑問を感じ始めています。依然として戦場にとどまる実体のイェルクとの考え方の違いが大きくなるなか、虚体のイェルクはこの戦争にどう向き合うのか? そしてイェルクとリラの関係はどうなるのか? クライマックスへと向かう物語から目を離せません!

  • 連載中

    「イシイカナコが笑うなら」

    額賀 澪

    肉体は別人なれど、自身の高校時代に“飛んだ”菅野。何とか若き日の自分に近づき、進路の再考を促そうとするが……。

  • 連載中

    「テレビ探偵」

    小路幸也

    国民的人気コミックバンド〈ザ・トレインズ〉のメンバー、たいそうが怪しい男たちにつけ狙われた!? 最悪の事態を考えたメンバーは――?

  • 連載中

    「見仏記 道草篇」

    いとうせいこう×みうらじゅん

    脱線を繰り返しながら気ままな旅をする「見仏記」シリーズが帰ってきた。まだ見ぬ仏像に思いを馳せ、一行は智識寺へ。

  • 連載中

    「三世代探偵団2枯れた花のワルツ

    赤川次郎

    有里の母、文乃が、妻子のいる男性に恋をした! 久方ぶりの“ときめき”の行く末は――。かしまし一家の痛快ミステリ。

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