最新号2016年10月号 9/10配信

米澤穂信〈古典部〉シリーズ新作2号連続登場!

今月の執筆陣:赤川次郎/浅生鴨/有栖川有栖/五十嵐貴久/岩城けい/今野敏/坂木司/佐藤亜紀/鈴木光司/でんすけのかいぬし/中山七里/はらだみずき/細田守&浅井蓮次/夢枕獏/米澤穂信

漫画家になる夢を抱いている摩耶花が、思わぬトラブルに巻き込まれて--<古典部>シリーズ新作!米澤穂信「わたしたちの伝説の一冊」。
伝説の債権回収マン山賀雄平が、閉塞ニッポンを笑い飛ばす!中山七里「笑えシャイロック」。
犯人と目される男の行方は一向にわからないまま、地を這うような火村の捜査が続く--有栖川有栖「狩人の悪夢」。
英語の通じない不思議の国で、オーストラリアからやってきた小学生たちの冒険が始まる!岩城けい「ジャパン・トリップ」。
ベストセラー警察小説の著者は、名うてのモデラーでもあるのだ。今野敏「ヤメろと言われても!II」。
クリスマスにコンビニでチキンを売るなんてサイアクだ、と思っていた僕だけど……坂木司「鶏小説 丸ごとコンビニエント」。

文芸カドカワとは?

かっこいい嘘(フィクション)
胸おどる真実(リアル)を読もう――
大人のエンタテインメント小説誌!

ミステリ、サスペンス、SF、ホラーetc.
――日常を離れ、物語の世界へ羽ばたく極上の小説連載、
今、いちばんイキのいい才能が続々登場する読み切り小説、
話題の映像作品コミカライズや気になる話題満載のエッセイなど、
ここでしか読めない作品が満載です。

今月のおすすめ

  • 読み切り

    「わたしたちの伝説の一冊」

    米澤穂信

    著者より

     創作という行為には、何かおのれの力の及ばぬ大きなものに望みの薄い戦いを挑むようなところがありますが、彼女たちはまだそれを知りません。小説と漫画、畑は違いますが、健筆を祈ってやみません。

    文カド編集部より

    なんと、<古典部>シリーズ新作が2号連続で登場です! シニカルな言動と裏腹の純情っぷりで人気を集める古典部のメンバー摩耶花は、漫画家をめざして創作にいそしんでいます。しかし、兼部している漫画研究会に不協和音が生じ、彼女もそれに巻き込まれてゆきます――そこで起こった事件とは!?

  • 新連載

    「笑えシャイロック」

    中山七里

    著者より

    企業ものでミステリーを書いてほしい、というのが今回のリクエストだった。無茶な注文だなあ、と思ったがよくよく考えれば僕もサラリーマン生活を二十八年も過ごしてきたのだ。大体企業というのは扱っているモノが違うだけで、やっていることにそんな違いはないから何とかなるだろうと思って書き始めたのだが、これがもう後の祭り。

    文カド編集部より

    中山作品の魅力は数々あれど、際立って特徴的なひとつが「人の悪いヒューマニズム」じゃないかと思っています。ヌルい優しさなんかお呼びでない。人が認めたくない真実は躊躇せずに書く。鋭く、でもあくまで面白く。そして根底にはまぎれもない人間への信頼と愛情がある――今回はその“ヒトワルヒューマニズム”が大爆発の作品になる予感です!

  • 新連載

    「ジャパン・トリップ」

    岩城けい

    著者より

    近年、外国人観光客の増加が伝えられておりますが、オーストラリアに住む私の周りでも「日本へ行ったことがある」知人友人が増えました。小学生が学校の日本研修旅行に参加することも、珍しくありません。参加理由は様々ですが、異文化での経験が子供たちになんらかの確かな記憶を残すことは間違いないようです。慎重に書き進めつつ、子供たちの異国での発見や喜び、また戸惑いなどに寄り添えればと願っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

    文カド編集部より

    『さようなら、オレンジ』をはじめとした岩城さんの小説を読んでいると、人と触れあい言葉を交わし合うこと自体が、素晴らしい冒険だと思えてきます。今回、子供達がめざす冒険の地は日本。我々が「知っている」はずの文化、風景、そして言葉が、新しい意味を持ってキラキラと輝き始めています。彼らの旅路にどうぞご期待ください。

  • 新連載

    「ヤメろと言われても! II」

    今野敏

    著者より

    趣味の模型作りについて、連載させてもらえるというので、ホイホイと始めました。本業の話ではないので、実にユルい連載になると思います。物作りは文化です。その第一歩は手を動かすこと。趣味の話は文化論でもあると思います。

    文カド編集部より

    ベストセラー作家今野敏さんには、モデラーというもうひとつの顔があります。しかも原型からオリジナルで作る所謂“フルスクラッチ”、毎年ワンダーフェスティバルにも出店していらっしゃいます――以上なにを言っているのかさっぱりな貴方にこそ読んでほしい。酸いも甘いも噛み分けた大人の真剣な遊びっぷりに、世界が広がる快感が得られるはず!

  • 連載

    「狩人の悪夢」

    有栖川有栖

    文カド編集部より

    人気ホラー作家白布施の別宅で、女性が首を矢で射られ、手首を切断して持ち去られるという残虐な殺人事件が起こります。真っ先に捜査線上に浮かび上がったのは彼女の元恋人、しかし、われらが火村准教授はなにかを疑っている様子です。作家アリスとのコンビネーションもますます盛り上がってきた第6回。はたして捜査の行方は?

  • 読み切り

    「鶏小説 丸ごとコンビニエント」

    坂木司

    文カド編集部より

    12月もあと半分を切ったある街のコンビニ、「浅くて広くて便利な田中」こと僕と、マイペースすぎるフリーターのおっさんに、気の小さい店長――考え得る限り最悪のシフトでクリスマスを迎え撃たねばならない、さらにそこへシャレにならないトラブルが――“鶏肉とダメ男”シリーズ、今回はいよいよローストチキン♪ お話も食べごたえたっぷりです。

  • 連載

    「セブンズ!」

    五十嵐貴久

    文カド編集部より

    先月より鬼監督・浩子のしごきが炸裂する地獄の合宿が続いています。疲労を通り越して生命の危険すら感じてきたブロッサムのメンバーたちは、ついに――日本でもいよいよ盛り上がってきた7人制女子ラグビーですが、試合だけが華じゃない。自分たちのプレイを掴むために苦闘する彼女たちの姿をとことん描くガールズ成長小説、いよいよ佳境です!

  • 連載

    「ユビキタス」

    鈴木光司

    文カド編集部より

    謎の文書「ヴォイニッチ手稿」解読の手がかり、それは中米のマヤ文明とキリスト教の異端カタリ派の接点にある――そう考えたリュウジは!? 科学、考古学、歴史、政治、宗教――あらゆる人類のいとなみを織り込み、世界のエンタテインメント史を塗り替え続ける<リング>シリーズ最新作、新章突入でますます盛り上がります。

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