最新号2016年8月号 7/10配信

『名もなき風たち』続編スタート。二村ヒトシの少女マンガ評論は『綿の国星』

今月の執筆陣:赤川次郎/浅生鴨/有栖川有栖/五十嵐貴久/歌野晶午/佐藤亜紀/鈴木光司/二村ヒトシ/はらだみずき/細田守&浅井蓮次/宮内悠介/夢枕獏

ベストセラーホラー作家の自宅に招待されたアリスだが、突然事件が起こり―—火村英生シリーズ最新作・有栖川有栖「狩人の悪夢」。
高2の春を迎えたサッカーボーイズたち。自分の存在価値を賭けて新たな戦いが始まる。はらだみずき「名もなき風たち サッカーボーイズU17」。
少女マンガの聖典『綿の国星』を2回にわたって解析。二村ヒトシ「AV監督にとって少女マンガとは何か」。
禁断の江戸川乱歩トリビュート連作。女を性の対象としてしか見られない男がストーカー事件に遭遇し--歌野晶午「陰獣幻戯」。
数々の困難を乗り越えて国を守った後宮ガールズ。しかし最大の試練は国内に……感動の最終回。宮内悠介「あとは野となれ大和撫子」。

文芸カドカワとは?

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――日常を離れ、物語の世界へ羽ばたく極上の小説連載、
今、いちばんイキのいい才能が続々登場する読み切り小説、
話題の映像作品コミカライズや気になる話題満載のエッセイなど、
ここでしか読めない作品が満載です。

今月のおすすめ

  • 新連載

    「名もなき風たち
    サッカーボーイズU17

    はらだみずき

    著者より

    青嵐高校サッカー部に入部した武井遼介は2年生になりました。しかし部内での立場は厳しく、Aチーム入りどころか、Bチームのスタメンにすら定着できません。望んでいる中盤のポジションには、元キッカーズの上崎響、元日本代表の伊吹遙翔をはじめ、錚々たるライバルたちが立ちはだかります。這い上がるためには、どんな選択をすべきなのか。そんな雑草魂を胸に抱く遼介の物語を、インターハイで盛り上がる実際の高校サッカーを観戦しつつ、執筆する日々を送っています。

    文カド編集部より

    前作ラストでチャンスを掴みかけた遼介ですが、やはり、現実は厳しい。自分の価値って何だろう、居場所って何だろう、と問いながら、でも、走らずにはいられない彼の強さは、大人の我々にも勇気を呼び起こしてくれます。遼介の新しい戦いにどうぞご期待ください。

  • 最終回

    「あとは野となれ大和撫子」

    宮内悠介

    著者より

    国をあげての祭りを、なんとか終えた後宮ガールズ。けれど、彼女らにはもう一つ、越えてもらわなければならない試練があります。「中央アジアはっちゃけ建国ガールズ奇譚」こと『あとは野となれ大和撫子』も、いよいよ最終回。彼女たちと別れなければならないのは、正直すっごく寂しい! でも、そう言ってもいられません。ここまでお読みくださった皆様、本当にありがとうございます。最後までお楽しみいただけましたら幸いです。

    文カド編集部より

    外部のひとたちと面白い仕事をし、華々しい成果を上げたけれど、最大の難関は社内に――って、よくあることで(ものの例えですよ、例え)、後宮ガールズの試練はやはり国内が本番。待ち受けるは真っ先に逃げたくせに権力を奪取しようとするオヤジ共と、そしてあの最強ラスボス!(ぶるぶる) 矢面に立たされるアイシャ、そしてこの大事なときにナツキはどこへ?! 最終回まで一瞬も気の抜けない展開です!

  • 連載

    「AV監督にとって少女マンガとは何か」

    二村ヒトシ

    著者より

    『貞子vs伽倻子』観てきた! 映画もまた魂のメシである、という感じで大層面白かったが、つい「僕にとって貞子とは、伽倻子とは、何者なのか」とも考えてしまった(そういうことを考えさせるのはキャラ映画として成功しているからだ)。というわけで『AV監督にとって少女マンガとは何か』今回は、大島弓子『綿の国星』を読んで、僕にとってチビ猫とは、ラフィエルとは、何者なのかを考えます。長くなったので今月と来月に渡って掲載です。

    文カド編集部より

    ある種の文化系男子にとって「パシフィック・リム」が魂の急所であるように、ある種の文化系女子にとって『綿の国星』は魂の宝箱なのであります。めったな覚悟では踏み入ることのできないこの聖域に、二村監督が決死の覚悟で挑む前後編。当連載のハイライトにつきお読みのがしのなきよう!

  • 連載

    「セブンズ!」

    五十嵐貴久

    著者より

    男子日本代表の試合ともなるとテレビ中継もされ、昨年からのラグビー“ブーム”も定着してきた、ということでしょうか。ただ、何度も申し上げますが、“ブーム”の前から取材を重ね、ここまで執筆して参りました。日本代表の皆さんや泉たち同様、私も最後まで精一杯走り抜けようと思っております。どうぞ、引き続き御贔屓に。

    文カド編集部より

    いよいよ始まってしまった合同試合。これまでは内部にだけ目が向いていたブロッサムの面々も「戦い」を意識せざるを得なくなってきました。チームのメンバーから浮いたまま、司令塔たるスタンドオフを任せられた泉は、悪戦苦闘しながらある決意に辿り着きます。そして姉である監督、浩子の目論見とは? 燃える女子ラグビー小説、ここからがいよいよ本番!

  • 連載

    「狩人の悪夢」

    有栖川有栖

    文カド編集部より

    <日本のスティーヴン・キング>と称されるベストセラー作家・白布施正都の自宅“夢守荘”に招待されたアリスですが、早くも周囲にはあやしい話が渦巻き始めています。悪夢を見せるという家、悪夢を見ることで白布施に仕え、突然世を去ったかつての助手、その白布施も作家を引退しようとしており、そして――事件が! 火村准教授も登場間近、やも!?

  • 新連載

    「出張! 本屋でんすけにゃわら版」

    文カド編集部より

    どこかの書店でフリーペーパー「本屋でんすけにゃわら版」をごらんになった方も多いのではないでしょうか。独自の選球眼と緻密でユーモラスなイラストで、新しい本の楽しみ方を提案し続ける“でんすけのかいぬし”さんが文カドにも登場。1回目からインパクト抜群です!

  • 連載

    「猫たちの色メガネ」

    浅生鴨

    文カド編集部より

    浅生鴨さんいわく、文芸カドカワは小説誌のふりをしているけど、実は猫雑誌だそうです。そんなことはない。そんなことはないけど、気がつくと猫がいる。この連載も、こっそり今月号の目次にも――知らない間に我々は猫に支配されているのかもしれず。疑心暗鬼にかられたので近くの猫様にご意見を伺ってみました――「そんなめんどくさいことはごめんだぜ」(トラ吉さん 5歳4ヶ月 千代田区富士見町)

  • 連載

    「ユビキタス」

    鈴木光司

    文カド編集部より

    未来の記憶を持ち、転生して生き続ける男リュウジ。謎の文書「ヴォイニッチ手稿」の解読に挑む彼は、ある日降霊会の誘いを受けます。はたして、世界の秘密を解く鍵は得られるのか!? そして深い井戸の底で眠る“彼女”との邂逅はいつなのか?? 『貞子vs伽耶子』が大ヒット上映中のリングシリーズ、最新小説がここに!

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