最新号2017年11月号 10/10配信

文カド初登場! 山白朝子の読み切り「酩酊SF」掲載!
赤川次郎の好評シリーズ、最新作がスタート

【今月の執筆陣】 赤川次郎/赤澤竜也/新井素子/綾崎隼/井上純一/上田早夕里/遠藤彩見/近藤史恵/今野敏/住野よる/小路幸也/富樫倫太郎/仁木英之/藤井太洋/堀埜浩二/山白朝子/夢枕獏

後輩からある相談を受けた、小説家の私は――。話題の作家による、世にも奇妙な物語――山白朝子「酩酊SF」。

祖母・母・ムスメの名探偵三人組が帰ってきた! かしまし一家のユーモア・ミステリ――赤川次郎「三世代探偵団2 枯れた花のワルツ」。

事故後の灯子を避ける遥都の真意は? 芸術に全てを捧げる若者たちが織りなす青春模様――綾崎隼「君を描けば嘘になる」

文芸カドカワとは?

かっこいい嘘(フィクション)
胸おどる真実(リアル)を読もう――
大人のエンタテインメント小説誌!

ミステリ、サスペンス、SF、ホラーetc.
――日常を離れ、物語の世界へ羽ばたく極上の小説連載、
今、いちばんイキのいい才能が続々登場する読み切り小説、
話題の映像作品コミカライズや気になる話題満載のエッセイなど、
ここでしか読めない作品が満載です。

今月のおすすめ

  • 読み切り

    「酩酊SF」

    山白朝子

    著者より

    本作のように「こんな小説のアイデアがあるから話を聞いてほしい」と相談してくる人は意外に多いのです。ひとしきり話した後、「もしよければこのアイデアで小説を書いてみませんか?」と話を持ちかけてくる人もいます。私の返事はいつも同じです。「あなた自身で書くべきだ。自信を持って、きっといいものになりますよ」。本心ではないです。もしも私がそれを書いたら、後で権利を主張してくるんじゃないかという気がして……。

    文カド編集部より

    アイデアを出して書いてもらった小説が大ヒットしたら――。後から主張したくなる人の気持ちもわからなくはないような。あ、いえいえ、私たち編集者が作家にアイデアを託す場合もありますが、自分では書けないからこそゆだねるんです。おほほ(汗)。それにアイデアをはるかに凌駕する物語を描いていただいたときの感動は、何ものにも代えがたい。でも本作のように時間旅行ができるなら、私は……あ、また悪いことを考えてしまいそう。

  • 新連載

    「三世代探偵団2枯れた花のワルツ

    赤川次郎

    著者より

    作者はもうじき七十歳になるというのに、新しいシリーズキャラクターを作ってしまった! でも、作ったからには、というのでシリーズ第二作である。長寿の時代、主人公の祖母と母、そして十六歳の女子高校生は三人とも至って元気だ。今回は、加えて往年の大スター、七十六歳が登場する。青春も情熱も、年齢とは関係ない。「花のワルツ」はチャイコフスキーだが、「枯れている」のは誰か?案外若者の方かもしれない、というお話である。

    文カド編集部より

    自分より年上の方のパワーを目の当たりにすると、歳を重ねるのも楽しそうに思えて元気が出ますね。登場人物たちからはもちろん、赤川先生からもそんな力をもらえる「三世代探偵団」シリーズ、第1作は今月下旬発売予定です。天才画家にして一家の大黒柱・幸代、その娘でとぼけた専業主婦・文乃、かしこく行動力抜群の女子高生・有里。いつもにぎやかでエネルギッシュな天本家一同が、映画世界でいったいどんな事件に出くわすのでしょうか?

  • 最終回

    「君を描けば嘘になる」

    綾崎隼

    著者より

    物語のラストシーンまでを雑誌で連載して頂くのは初めてでした。毎月、読者の皆様からの感想を読みながら、早く次のエピソードもお届けしたい。来月号ではどんな感想を頂けるだろうと、ワクワクしながら連載を続けてきました。最終回まで追って下さった皆様、ありがとうございました!
    これから、単行本になります。ぜひ、灯子と遥都の気持ちを知った状態で、もう一度、第一部から読んでもらえたら嬉しいです。

    文カド編集部より

    天から美術の才能を与えられた灯子と、見方によっては努力の天才でもある遥都。タイプの異なる2人の美術家の人生を描いた本作も今回で最終回ですが、エンディングまでたどりついて最初に思ったことは「もう一度最初から読み直したい!」でした。4つの物語を同時に読み終えるような重奏的な感情の高まりを、よろしければ単行本でもご堪能ください。単行本、弊社より今冬発売予定です。

  • 連載中

    「警視庁特殊捜査班SECRET MISSION

    富樫倫太郎

    著者より

    キャラクター設定ができたら、あまり先のことを考えず、成り行きに任せて小説を書き始めるのが、わたしの執筆スタイルである。裏返すと、どういう話になるか作者自身にもわからないということで、もちろん、期待感もあるものの、本当に大丈夫なのか、と不安でドキドキしてしまう。この作品もようやく折り返しを過ぎて、そろそろ着地点を思案しなければならないところにやって来た。終盤に向けて加速し、スピード感のある作品に仕上げるつもりだ。

    文カド編集部より

    著者の富樫さんですら先が読めない物語ですから、一読者として期待感と緊張感に包まれながら毎回の原稿を読んでいます。折り返し地点に到達して、特殊捜査班の6人の個性や過去が徐々に明らかになってきました。凶悪犯罪を企てる犯人に対して、彼らはどう立ち向かうのか?
    個人的には、能天気に状況を混ぜ返す筋肉男・糸井の活躍に期待してしまいます。皆さんもお気に入りキャラを見つけて、一緒に物語の行方を見守ってゆきましょう!

  • 連載

    「みかんとひよどり狩猟レストランにようこそ

    近藤史恵

    文カド編集部より

    山で遭難しかけたシェフには、不慣れな猟に挑戦せざるを得ない、切実な理由があった。失敗続きの潮田は、納得のいく料理が作れるのか。凸凹コンビのジビエをめぐる成長物語。

  • 連載

    「まぁちんぐ!」

    赤澤竜也

    文カド編集部より

    寝耳に水のマーチングコンクール出場決定に、浮き足立つ浅高吹奏楽部。不穏な空気を感じる西大寺だが――。大ヒット作『吹部!』続篇。

  • 連載

    「キミのお金はどこに消えるのか」

    井上純一

    文カド編集部より

    『中国嫁日記』の人気漫画家と嫁の月さんが、身近なお金と経済のギモンをトコトン掘り下げる。各所で話題沸騰中の本連載、今回のテーマは税と物価の関係です。

  • 連載

    「このアニソンを聴け!」

    堀埜浩二

    文カド編集部より

    アイドル育成ゲームの金字塔・THE IDOLM@STER。数ある名曲中の名曲「M@STERPIECE」を通して、近年話題の「2.5次元」の楽しみ方をご紹介します☆

バックナンバー

webメフィスト
ミステリー専門誌 ジャーロ
yomyom
別冊文藝春秋