最新号2019年1月号 1/10配信

いま最注目の書き手、朝比奈あすかの読み切り「いつか、ドラゴン」掲載!

【今月の執筆陣】赤川次郎/朝比奈あすか/新井素子/いとうせいこう×みうらじゅん/乾 ルカ/井上純一/今野 敏/須賀しのぶ/竹本健治/でんすけのかいぬし/深緑野分/藤井太洋/三羽省吾/夢枕 獏

読み切り

僕のことを「人の気持ちがわからない」と言って、父は家を出て行った――。清々しい勇気に満ちた物語――朝比奈あすか「いつか、ドラゴン」

最終回

赤川次郎「三世代探偵団2 枯れた花のワルツ」

連載第二回

須賀しのぶ/藤井太洋/三羽省吾


文芸カドカワとは?

かっこいい嘘(フィクション)
胸おどる真実(リアル)を読もう――
大人のエンタテインメント小説誌!

ミステリ、サスペンス、SF、ホラーetc.
――日常を離れ、物語の世界へ羽ばたく極上の小説連載、
今、いちばんイキのいい才能が続々登場する読み切り小説、
話題の映像作品コミカライズや気になる話題満載のエッセイなど、
ここでしか読めない作品が満載です。

今月のおすすめ

  • いつか、ドラゴン 特別掲載

     いつか、ドラゴン

    朝比奈あすか

    著者より

    小学生を主人公にした小説です。ランドセルを背負って毎日同じ場所に通わなければならなかったあの頃のわたしを思い出しながら書きました。苦しいことや、厭なこともあったし、不満も抱えていたけれど、今なら素通りしてしまいそうな出来事にいちいち面白がることもできていた。心がむき出しだったから、感情の密度が濃かったなあ。
    皆さんの「あの頃」を、思い出しながら読んでいただけると嬉しいです!

    文カド編集部より

    朝比奈さんが描く主人公の陽太は、6年生なのに毎日ラジオ体操に通い、いちいち気温を確認し、同じゲームを14回もクリアする、ちょっと細かい子供です。陽太の頭の中を覗いていると、なんていい子なんだろう、と心が温かくなる。でも、実際近くにいたらと考えると、自分はどんな目で彼を見るだろうかと、ちょっと自信がなくなります。ぜひ朝比奈さんの手で、陽太の世界を見せてもらってください。


  • 三世代探偵団2 枯れた花のワルツ 最終回

     三世代探偵団2 枯れた花のワルツ

    赤川次郎

    著者より

    「花のワルツ」はチャイコフスキーだが、ここでは、「往年のスター」の意味で「枯れた花」とした。しかし、天本家の祖母は七十二歳。作者とわずか二歳しか違わない。
    あと何年かで、作者も「枯れて」しまうことになるのか。
    「三世代探偵団」の第二作をなんとか書き終えたが、この先、どこまで「枯れる」ことなく続けられるのだろう? 作者としては、文乃や有里よりも、祖母の幸代に、つい肩入れしてしまいそうな予感がする。

    文カド編集部より

    大人気シリーズ「三世代探偵団」の2作目が、堂々の完結です。映画俳優の妻殺しに借金問題、おまけに薬物事件……いくえにも絡み合った謎を、見事に解き明かした天本家三人衆の「枯れる」ことなき魅力は、ますますパワーアップしています! 本作の単行本は、来年刊行を予定しています。有里や文乃、そして二人以上に元気に活躍する祖母・幸代に力をもらえる“にぎやかファミリーミステリ”、あらためて書籍でもお楽しみください!


  • 絶対猫から動かない 連載中

     絶対猫から動かない

    新井素子

    著者より

    ぐねぐねと続いているこのお話ですが。今回、かなり初期のうちから、時々ちらっとでてきた看護師さん、市川さよりちゃんが本格的に登場。次回で参戦。これで、主要登場人物が、やっと全部揃うことになる筈。
    という訳で、次々回からクライマックスに突入します。
    今まであっち行ったりこっち行ったりしていた分、ラストスパートにはいったら、あとは一気呵成……だと、いい、なあ。
    もうしばらくお付き合いくださいませ。

    文カド編集部より

    最終決戦近し! 大作ロールプレイングゲームに喩えますと、ラスボスがいる前の部屋で、装備を整えて弱ってる仲間を回復して作戦を練っている状況です。次々回あたりから、ラスボス三春とのバトルが始まるようですので、読者の皆さまも装備を整えるなどしていただきつつ(過去連載も振り返っていただきつつ)、最後までお楽しみください。


  • 明日の僕に吹く風は 連載中

     明日の僕に吹く風は

    乾 ルカ

    著者より

    とある事件をきっかけに、東京で引きこもっていた主人公有人ですが、北海道の離島、照羽尻島へやって来てどう変わったでしょうか? 第三回からはいよいよ高校生活が始まります。生徒は有人を含めても五人だけ。島で生まれ育った生徒と、離島留学でやってきた生徒が一緒に受ける授業『水産実習』では、互いの感覚の違いを乗り越えて協力し合う必要があります。はたして上手くいくのでしょうか? お読みいただけたら嬉しいです。

    文カド編集部より

    満を持して始まった乾ルカさんの離島青春成長小説は早くも第3回。離島で医者を務める叔父のもとに引っ越し、島の生徒達とふれあったことでついに登校を開始する有人。照羽尻島の雄大な自然や、ときにアツ苦しく感じるほど温かな島の人々など、東京では触れられない環境が丁寧に描かれていて、島でのゆったりした時間の流れを感じさせてくれますね。彼が心の傷を癒すことはできるのか、どきどきしながら一緒に見守りましょう。


  • 荒城に白百合ありて 連載中

     荒城に白百合ありて

    須賀しのぶ

    薩摩藩士の岡元伊織は密命を受け、会津藩の若手藩士に接近する。幕末を舞台に描く大河ロマンス!

  • 共犯者 連載中

     共犯者

    三羽省吾

    奇妙な死体遺棄事件を追い、岐阜に入った記者を待つものは――。報道の使命と家族の絆を巡るサスペンス・ミステリ。

  • 第二開国 連載中

     第二開国

    藤井太洋

    巨大クルーズ船の中で昇雄太が目にしたのは――。リゾート施設の建設が国家を揺るがす、ポリティカル・フィクション!

  • 見仏記 道草篇 連載中

     見仏記 道草篇

    いとうせいこう×みうらじゅん

    全国の寺社仏閣を目指して、気ままにそぞろ歩く。青森に降り立った二人は東北の信仰に戦慄する!

バックナンバー