最新号2019年8月号 7/10配信

おぞましくて悲しい、心揺さぶるサスペンス・ミステリ――櫛木理宇「虜囚の犬」スタート!

【今月の執筆陣】赤川次郎/新井素子/櫛木理宇/今野 敏/佐藤亜紀/真藤順丈/須賀しのぶ/大門剛明/谷村志穂/でんすけのかいぬし/中山七里/似鳥 鶏/藤井太洋/三羽省吾/夢枕 獏/渡辺 優

新連載

ベストセラーシリーズ「ホーンテッド・キャンパス」の著者が描く、心揺さぶるサスペンス・ミステリ――櫛木理宇「虜囚の犬」

最終回

佐藤亜紀「黄金列車」

※「文芸カドカワ」は、今号をもって休刊し「カドブンノベル」としてリニューアルいたします。創刊号の発売は2019年8月10日(予定)です。今後も変わらぬご愛顧を賜りますように、お願い申し上げます。


文芸カドカワとは?

かっこいい嘘(フィクション)
胸おどる真実(リアル)を読もう――
大人のエンタテインメント小説誌!

ミステリ、サスペンス、SF、ホラーetc.
――日常を離れ、物語の世界へ羽ばたく極上の小説連載、
今、いちばんイキのいい才能が続々登場する読み切り小説、
話題の映像作品コミカライズや気になる話題満載のエッセイなど、
ここでしか読めない作品が満載です。

今月のおすすめ

  • 虜囚の犬 新連載

     虜囚の犬

    櫛木理宇

    著者より

    今月から『虜囚の犬』の連載が開始となります。一人の男が殺され、警官が男の家へ向かうと、そこには長期間監禁されていたとおぼしい女性。そして二体の白骨死体が……という冒頭からなるミステリです。
    タイトルが示すとおり、首輪をはめられ犬のように監禁されていた女性や、少年時代みずからを「犬だ」と蔑んでいた男など、「犬」のキーワードが随所にちりばめられます。「犬」とはなんなのか。どんな真相を暗示しているのか……。最後まで、お付き合いいただければ幸いです。

    文カド編集部より

    『死刑にいたる病』で想像を絶する残酷な結末が話題になった櫛木理宇さん。今作は、あるありふれた殺人事件から始まりますが、事態は二転三転し、最後まで決して油断ができないミステリです。登場人物が直面するあまりにもつらい現実に、読み進めるのがこわい……でも、続きが気になって仕方ない。そんな気持ちでページをめくる幸せを、第一話で味わいました。ぜひラストまでのハラハラドキドキを、一緒にお楽しみください。


  • 黄金列車 最終回

     黄金列車

    佐藤亜紀

    著者より

    今回が連載最終回になります。列車に残った面々がその後どうなったのか、積荷はどういう運命を辿ったか、等々は、いずれお話しする機会もあるでしょう。何しろこれは、登場人物はほぼ全員実在、ことの経緯も殆ど記録されているままという、私としては初めての小説になりますので、イッター城を攻めに行った武装SSの末路共々、覚書のような形で纏めておくのも悪くはないと考えております。ここまでお付き合いいただいた皆様、ありがとございました。

    文カド編集部より

    第二次世界大戦終戦間近、ハンガリー政府がユダヤ人の財産を、家財道具や美術品、結婚指輪、果ては下着に至るまで没収し、列車に乗せて国外に退避させようとしたという事実を、この小説の構想をお聞きするまで知りませんでした。「黄金列車」と呼ばれるその列車で起きたこと、そして末路について、日本語に翻訳された文献はほとんどありません。職員たちの証言記録を読み解かれた佐藤さんの根気強いお仕事に想いを馳せ、最終回をお届けいたします。


  • 三世代探偵団3 生命の旗がはためくとき 連載中

     三世代探偵団3 生命の旗がはためくとき

    赤川次郎

    著者より

    「三世代探偵団」のように、複数の主人公がいる場合、それぞれの「見せ場」をどう作るかが腕の見せどころになる。
    孫の有里、祖母の幸代はもともと目立つキャラクターだが、間に挟まれた母親の文乃は至って地味である。それだけに作者としては、ぜひ文乃に活躍させてやりたいと思う。
    もっとも、『当人』が「放っといて」と言うかもしれないが……。

    文カド編集部より

    「三世代探偵団3 生命の旗がはためくとき」もいよいよ折り返し。様々な謎が投げかかられ、いよいよそれが少しづつ明らかにされようとしています。
    一体どうして美樹は命を狙われているの? 希代子の兄が殺されたのはどうして? 令奈はどうして殺されそうになったのか……。様々な謎に、天本家が三者三様どのように関わっていくかも見どころです。次号から誌名は「カドブンノベル」にリニューアルとなりますが天本家とそれをとりまく人々の活躍を、引き続き誌面でお楽しみいただければ幸いです。


  • 絶対猫から動かない 連載中

     絶対猫から動かない

    新井素子

    著者より

    結構佳境にはいってきましたこのお話。ですが、ここで、掲載誌である『文芸カドカワ』がリニューアルすることになりました。
    と、いう訳で、お引っ越しします。ここから先は、『カドブンノベル』って奴で、読んで下さると嬉しいです。
    そしてその上。なんか、このお話、そろそろ、終りそうな気配。できることでしたら、新たな媒体で、このお話の最後に、つきあってくださると嬉しいです。

    文カド編集部より

    物語は今まさにクライマックス!前回同様、大作RPGに喩えますと、ラスボスとの最終決戦で、第一形態を倒し、第二形態に変化したラスボスのHPを半分削ったあたりです。ラスボスこと三春はどうなるのか。そして決戦の結末は?読者の皆さまには、移行する『カドブンノベル』で引き続きお楽しみいただければ幸いです。


  • ビヘイビア 連載中

     ビヘイビア

    真藤順丈

    ウズベキスタン出身の技能実習生・シトラ。彼女の死をめぐって物語は動き出す――。直木賞作家による新連載第2回!

  • きみがいた世界は完璧でした、が 連載中

     きみがいた世界は完璧でした、が

    渡辺 優

    彼女に害成す奴は、誰であっても許さない。SNSへの誹謗中傷犯を特定するため、日野がとった手段とは――。

  • 共犯者 連載中

     共犯者

    三羽省吾

    死体遺棄事件容疑者の元夫と接触した宮治は隠されていた真実を知る。報道の使命と家族の絆を巡るサスペンス・ミステリ。

  • 目を見て話せない コミュ障探偵の会話なき推理 連載中

     目を見て話せない コミュ障探偵の会話なき推理

    似鳥 鶏

    財布をスったやつは、この人ごみの中にいるはずなのに――。“孤高”の名探偵が、会話なき推理に挑む!

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